マイケル・ダグラス、N.Y.の判事に薬物所持で有罪となった息子の減刑を訴える
(Photo:cinemacafe.net)
直筆で便せん5枚にもおよぶ手紙でマイケルは「私は息子を愛しています。しかし、彼の行いに目をつむることもしません。彼が壊れていくのを見たくはないのです」と、前妻との間にもうけたキャメロンを断罪しつつも、有名人家庭に育ち、両親の不仲を目の当たりにした息子のつらい生い立ちに言及、「私自身、有名な父親を持ったことで自分探しに苦しむ気持ちは分かります。それが二世代(祖父、父)分となったときの感覚は私にも分からない」と綴った。
マイケルはさらに、ドラッグやアルコールの問題もダグラス家とは無縁ではないとして、自身が90年代にアルコール依存でリハビリ施設に入ったこと、弟のエリックが2004年にアルコールと処方せん薬のオーバードーズで亡くなったことを例として挙げている。31歳になるキャメロンは罪を認めており、少なくとも懲役10年が下される可能性があるが、マイケルはこの手紙で息子の減刑を求めている。ドラッグにはまったわが子を救おうとする姿はかつての主演作『トラフィック』を彷彿とさせる。
父の真情が息子に確かに伝わっていることを願いたい。
(text:Yuki Tominaga)
© Splash/AFLO
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ウォール・ストリート 2010年、全国にて公開
© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX
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