2022年10月18日 19:00
アメリカン・ドキュメンタリーの金字塔!聖書を売り歩く『セールスマン』劇場初公開
1960年代終わりのアメリカで豪華版聖書を売り歩くセールスマンたちの旅に密着した、メイズルス兄弟監督によるドキュメンタリー映画『セールスマン』(1969年製作)が、11月26日(土)より劇場公開されることが決定。予告編、メインビジュアルが解禁となった。
“ダイレクトシネマ”(撮影と録音を同時にし、ナレーションを入れず事実をそのまま伝えるドキュメンタリー映画)を牽引したメイズルス兄弟の代表作として、世界映画史に欠かすことのできない傑作と評価される本作。日本では、特集上映などの機会こそあれ、映画館でのロードショー公開は今回が初めてとなる。
時は、1960年代終わりのアメリカ。ポール・ブレナンとその仲間たちは、金色に輝く豪華版「聖書」を売るミッドアメリカン・バイブル・カンパニーのセールスマン。神と会社のため、今日も聖書を売り歩く。
教会から紹介された悩める大衆をターゲットに訪問販売の旅へと繰り出し、孤独な未亡人、移民、生活が逼迫している家庭など、彼らは様々な客に「売り込み」をする。
ジョークを交えたおしゃべり、おだてたり強く出たりの駆け引き。安モーテル、煙いダイナー、郊外のリビング…。