東野圭吾『白夜行』映画化 堀北真希が“悪女”に目覚める?
(Photo:cinemacafe.net)
直木賞作家・東野圭吾の数ある作品の中でも最高傑作との呼び声が高く、これまでに舞台化、TVドラマ化、そして韓国で映画化されている「白夜行」(集英社文庫刊)がこのたび日本でも映画化されることになり、堀北真希が主演することが発表された。
原作小説は「小説すばる」(集英社刊)に連作短編としてされたのち、1999年に長編に構成し直して単行本化され、これまでに累計180万部以上を売り上げた。
始まりは大阪の質屋殺害事件。決定的な証拠がないままに事件は容疑者の自殺で一応の収束をみるが、刑事・笹垣は腑に落ちない思いを抱えていた。容疑者の娘で、暗い瞳を持った美しい少女・唐沢雪穂と哀しい目をした被害者の息子・桐原亮司。この2人の存在が脳裏から離れないのだ。やがて彼らは大人になるが、雪穂と亮司の周囲で不可解な事件が立て続けに起こる――。白夜のような世界を互いの存在だけを頼りに生きる2人の確かな愛が、強く、そして残酷に描き出される。
堀北さんが今回演じる唐沢雪穂は、並外れた美貌の裏に、貪欲な上昇志向を隠し持ち、自らの手を汚さずに周囲を不幸に陥れ、のし上がっていくという“悪女”。