マット・デイモン インタビュー イラクの“リアル”の映像化を可能にしたもの
(Photo:cinemacafe.net)
社会派作品のシリアスな役柄からアクションヒーロー、コメディタッチの“三枚目”まで幅広い活躍を見せるマット・デイモン。前作『インビクタス/負けざる者たち』では、アパルトヘイトの影響が根強く残る南アフリカのラグビー代表チームのキャプテン役でオスカー助演男優賞にノミネートされた。そして最新主演作『グリーン・ゾーン』では、大量破壊兵器の存在をめぐる陰謀に巻き込まれていく米軍の上級准尉を演じた。日本でも先日公開を迎え、好調なスタートを切った本作。前作に続いて実在の人物をモデルにした役柄となったが、どのように作品に臨み、役に入り込んでいったのか?
イラク戦争の開戦の理由とされた大量破壊兵器は実在するのか?軍上層部の密命の下、その捜索に当たった主人公・ミラーは、調査を進めるうちに軍内部に対してある疑念を抱き、自ら真実を追うことを決意する。ミラーのモデルとなった人物、モンティ・ゴンザレス氏と実際に撮影前に対面したというマット。この出会いは彼の演技にかなり大きな影響を与えたようだ。
「4〜5時間ほど一緒に過ごしたよ。
彼は僕と同い年で、同じ年に高校を卒業したけれど、その後は全く別の道を歩んでいる。