永瀬正敏主演、バンド愛で全ての世代に一石を投じる『GOLDFISH』が3月公開
デビュー42周年を迎えてなお、熱烈なファンを多数もつパンクバンド「アナーキー(亜無亜危異)」のギタリスト、藤沼伸一が初めて映画監督に挑戦した渾身の作品『GOLDFISH』の公開が3月31日(金)に決定。キービジュアルとコメントが到着した。
80年代に社会現象を起こしたパンクバンド「ガンズ」は、人気絶頂の中メンバーのハル(北村有起哉)が傷害事件を起こして活動休止となる。そんな彼らが、30年後にリーダーのアニマル(渋川清彦)の情けなくも不純な動機をきっかけに、イチ(永瀬正敏)が中心となり再結成へと動き出す。しかし、いざリハーサルを始めると、バンドとしての思考や成長のズレが顕著になっていく。
躊躇いながらも、音楽に居場所を求めようと参加を決めたハルだったが、空白期間を埋めようとするメンバーたちの音も不協和音にしかならず、仲間の成長に追い付けない焦りは徐々に自分自身を追い詰めていった。そして、以前のように酒と女に溺れていったハルの視線の先に見えてきたものとは…。
藤沼伸一監督自身の全てをモチーフにしたという本作は、カート・コバーンの自殺を機に多く語られるようになった「27クラブ」や、人生の折り返し地点を迎えた年代に、自分の人生を問い直すことでアイデンティティが揺れ、深刻な心の葛藤が起きる「ミッドライフクライシス」