トム・ハンクス息子トルーマン・ハンクス、『オットーという男』出演の経緯明かす
その年頃のトムに一番よく似ているのがもう一人の息子トルーマンなんですが、彼は役者ではありません。でも彼に会わせてほしいとマークに言われたんです」と、当時をふり返る。
トム・ハンクス、リタ・ウィルソン、トルーマン・ハンクス
マーク・フォースター監督は、「トトルーマンとはニューヨークで会いました。80年代後半の頃のトムが目の前に座っている気がしました。嬉しかった。彼はすごく魅力的でした。自分は役者ではない、とはっきりと言ってくれたのもその魅力の一つでした。一緒に本読みを少ししてみたら、すごく自然で素晴らしかったんです。
しっくりときて自然な感じがしたんです」と、起用した経緯を話す。
トルーマンは映画業界の中でも俳優ではなく、撮影の仕事に携わっているが、俳優デビューとなった今回の大抜擢について「滅多にないチャンスでした。まだ決めかねているときに、友人が『この役を演じることで、今後自分のカメラワークや判断に役立つことがあるはずだ。カメラの前に立つ人の気持ちがわかるだろう。映画は協同作業で作りあげるものだから、役者の仕事を経験することでわかることがあるはずだ』ってね」と、友人に背中を押してもらったと話す。