グザヴィエ・ドラン、初めてのドラマ製作とドラマ愛語る「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」
『Mommy/マミー』のグザヴィエ・ドラン監督が初挑戦したTVドラマ「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」よりインタビュー映像が解禁された。
「スターチャンネルEX」ですでに第1話が配信され、そのクオリティの高さがSNSでも大きな反響を呼んでいる本作。そんな本作の第1話先行無料放送に先がけ、グザヴィエ・ドランの貴重な最新インタビュー映像が到着。初めてのドラマ製作への想いとあわせ、これまで影響を受けたドラマ作品など、知られざる「ドラマ愛」を語っている。
インタビュー映像では、まず本作のテーマについて「このドラマはいわゆるサイコスリラーだけど、ある時点で意図的にラブロマンスへと転換していく。視点を変えるとまた違う予想外の物語が見えてくるはずだよ」と解説。
初挑戦となるTVドラマは、「ずっとドラマを作りたかったんだ。初めて書いたのもドラマの脚本だった」と思い入れを話し、その魅力を「映画よりも時間をかけてテーマや登場人物を描ける。
不安定で壊れやすい、彼らの内にある秘密や沈黙をね」と説明。
「ドラマに挑戦したおかげで新しい物語の描き方を学ぶことができた。僕にとっては今までで最高の経験だったよ。自分に一切の妥協を許すことなく力を出し切ることができた」と本作で得た達成感を満足気に語る。
影響を受けたドラマについては「ドラマ好きな母の影響もあって、幼い頃からずっと身近にドラマやテレビがあった。ケベックのドラマやワーナー・ブラザーズ系のドラマ『バフィー ~恋する十字架~』、『チャームド ~魔女3姉妹~』、『ロズウェル/星の恋人たち』、『ヤング・スーパーマン』とか、超常現象の世界に思春期はずっとハマっていたんだ。あとはHBOのドラマとかずっとテレビばかり見ていた。『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』や『シックス・フィート・アンダー』にはいつも自分の作品を作る際に大きな影響を受けている」と当時の思い出とともに一挙に紹介。
併せて、レオナルド・ディカプリオに憧れファンレターを書き続けた8歳の頃の実体験をヒントに製作した『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』や劇中のセリフで言及した『マイ・マザー』など、これまで様々なタイミングで『タイタニック』について語ってきたドランだが、ここでも「『タイタニック』は1997年かな。あれは衝撃だった。壮大な冒険物語や心を揺さぶる恋愛物語。スケールの大きい映画を作りたいと思った」と話し、名作『タイタニック』はいまでもドランの心をつかんで離さないようだ。
また「『バフィー』も同じくらいの時期だからどっちが先なのかは分からない。映画よりもドラマを見ていた...マズいな、敵を作りそうだ(笑)」といたずらな表情でおどけると、「『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』のマイク・ホワイト監督が大好きで、彼と一緒に仕事をすることを夢見ている。もし1つだけ願いが叶うなら『ホワイト・ロータス』の続編に出たい」と再度、ドラマ愛を感じさせるコメントを披露。
終わりに「今回のドラマの撮影や準備は人生で最も心躍る豊かな経験だった。
また作りたいと思うよ。実は既に2つの企画があるんだ。脚本は別の人が書くから実現するかは分からないけどね」と今後の展望を語るが、「でもそれ以外に手を出すつもりはない。この仕事を離れてゆっくり休みたいんだ。2つの企画以外は映画もドラマも撮らない。それよりも休息、睡眠、家族、遊び、建築、旅行、グルメ...それと心の健康、セラピーもね」と、人間味あふれる率直な気持ちを打ち明けた。
海外ドラマ「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」はAmazon Prime Video「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて配信中(毎週金曜1話ずつ更新、全5話)、BS10スターチャンネル<STAR1 字幕版>にて3月6日(月)より毎週月曜23時~ほか放送(3月5日(日)21時より第1話先行無料放送)。(text:cinemacafe.net)
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