2023年3月20日 18:30
【ドラマニア】エモさが際立つ秀作揃い!冬クール「勝手にベスト3」を発表
2023年、最初のクールもあっという間に最終回の季節に。今期は、胸を打つ“エモさ”際立つ作品が多かった印象です。
今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が選んだ「勝手にベスト3」をご紹介。冬クールをハラハラ・ドキドキで彩ってくれた名作を厳選して、ふり返っていきましょう。
第1位:練り込まれた伏線と回収が癖になるドラマ「ブラッシュアップライフ」
安藤サクラさん演じる主人公・近藤麻美が、意図せず平凡な毎日を何度もやり直すことになってしまう地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディ「ブラッシュアップライフ」。バカリズムさんの描くシュールかつリアルで面白いセリフの数々がSNSなどでも大きな話題を呼んだ一作です。練り込まれた伏線と回収が、放送を重ねるたび、厚みを増して癖になる楽しさがありました。
中でも、麻美が自分の生きた時代を俯瞰で解説するモノローグが斬新で、大人になってふり返ると「案外些細なことだったな」と思えることでも、子どもにとっては「人生を大きく左右する局面」だったりするんですよね。小学生のシール交換、中学生のゲーム機没収、高校生の交際記者会見など、当時の心境に丁寧に寄り添ったシーンが大変印象的でした。