「きっとこの映画に救われる」シャルロット・ゲンズブールの名演光る『午前4時にパリの夜は明ける』本編映像
シャルロット・ゲンズブールが主演を務めるミカエル・アース監督最新作『午前4時にパリの夜は明ける』から、主人公エリザベートが家出少女タルラを食事に招待する本編映像が解禁された。
シャルロット演じるエリザベートは、深夜ラジオの仕事で出会った少女タルラが家出をして外で寝泊まりしていると知り、そんな彼女を放っておけず、同じアパートの一室を貸す。解禁となったのは、エリザベートがタルラを自宅に招き、2人の子どもたちと共に食卓を囲む場面。

「前からラジオの仕事をしてたの?」とタルラが聞くと、「ごく最近よ」と答えるエリザベート。子どもたちもつい最近知ったようだ。高校生である息子マチアスの学校の話題になると、エリザベートは「留年しても助けてやらないから」と厳しい母親の表情を見せる。タルラには進学の予定はなく、昔中学に通ったきりだという。職業訓練や奨学金を提案するエリザベートに対して、タルラは「あなたみたいにラジオの仕事をしたい」と真っ直ぐな瞳で夢を語るだったーー。
純粋なタルラの登場によって悲観していた過去を少しずつ見つめ直していくエリザベートと、心揺れ動くマチアス。なにげない食卓のシーンを通してエリザベートたちの愛情深い人柄が垣間見える温かな1シーンだ。