巨匠ジャファル・パナヒの息子の監督デビュー作『君は行く先を知らない』8月公開

各国映画祭にて大絶賛された『君は行く先を知らない』（原題：HIT THE ROAD／仮題：砂利道）が、8月25日（金）より公開されることが決定。ティザービジュアルが解禁された。

イランの国境近く。車で旅をしている4人家族と1匹の犬。大はしゃぎする幼い弟を尻目に、兄、父と母は口には出せない何かを心に抱えている。この旅の行く先を知った時、我々は深い感動に包まれる…。

本作は『白い風船』『人生タクシー』のジャファル・パナヒ監督の長男パナー・パナヒの監督デビュー作。2021年のカンヌ国際映画祭・監督週間でワールドプレミアを迎え、同年の東京フィルメックス・コンペティション部門では仮題『砂利道』として上映された。父ジャファルは本作でプロデューサーとして名を連ねている。

子どものころから父親やアッバス・キアロスタミ監督の作品のセットに行っていたパナー監督。だが父とは映画の話をすることはほとんどなく、18～19歳で初めて「映画を勉強したい」と思ったと言う。そして助監督と撮影監督の両方を経験し、父親の最新作『NO BEARS（原題）』（日本公開予定）では脚本からポストプロダクションまで携わった。