『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』日仏の歴史的建造物に注目
ルーヴル美術館共同企画作品として描かれた、荒木飛呂彦初のフルカラー作品を、仏パリロケ敢行で完全映画化した『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』。本作は、日仏の歴史的建造物で大規模ロケを行っており、映し出されるロケーションにも注目となっている。
まずはタイトルにもあるように、高橋一生演じる露伴最大の事件の舞台となるルーヴル美術館での大規模撮影を敢行。言わずと知れた美の殿堂・世界最大級の美術館であり、日本映画で撮影許可が下りるのは、2014年に公開された『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』以来2作目。露伴がルーヴル前に降り立つ姿を切り取ったカットや、モナ・リザと対峙する瞬間など、非常に貴重な光景がスクリーンいっぱいに広がることに。
エトワール凱旋門
加えて、パリ市街地でも様々な観光名所を巡っており、エトワール凱旋門やそこから伸びるシャンゼリゼ通りを2階建てのビッグバスに乗った露伴と京香(飯豊まりえ)が訪れる。
ルーヴル美術館とポンデ・ザール
また、河岸全体が世界遺産となっているセーヌ川では、ルーヴル美術館の手前にのぞく“愛の南京錠”で知られたパリ初の鉄製の橋ポン・デ・ザール(芸術橋)、パリで最も美しい鉄橋との呼び声も高くエッフェル塔絶好の撮影ポイントであるアレクサンドル3世橋、さらにセーヌ川の中州にあるサン・ルイ島のカフェ・ルテシアではルーヴルでの奇妙な出来事について語り合う露伴と京香の姿も。