北川景子『瞬 またたき』インタビュー 愛する人のためにできること
(Photo:cinemacafe.net)
一瞬で愛する人を守れるか?『瞬またたき』で展開するのは、そんな愛の物語だ。最愛の恋人・淳一と共に交通事故に遭った泉美は、自分だけが助かった苦しみを抱えながら日々を過ごしている。事故の瞬間の記憶を失ってしまった彼女は、愛する人との最期の記憶を取り戻そうと、“空白の10分間”という事故の真相を辿っていく。そこには衝撃の“愛のカタチ”があった…。ヒロイン、泉美を演じた北川景子は、「自分にとって、初めての要素が多い役でした」と語る。
「いままでの役は自分の経験を少し活用して演じられるような役が多かったと思うんです。明るい女の子とか、等身大の女の子とか。でも、今回の役は静か動かで言えば静だし、陰か陽かで言えば陰。
自分とは全く違う役を演じることで、女優として得るものは大きかったですね。それに、辛い思いをして生きている泉美は、同じように辛い思いをしている人に元気を与えられる役。ひとりひとりの悩みを聞くのって大変ですけど、ひとつの作品を通して不特定多数の人を一度に励ますことなら、私にもやれるんじゃないかなと思いました」。
事故以来、すでに治っているはずの脚を引きずっている泉美は、どうしても思い出せない事故の瞬間の記憶を取り戻そうと奮闘。