『X エックス』の前日譚、ミア・ゴスが無垢なシリアルキラー演じる『Pearl パール』7月公開

A24製作ホラー『Pearl パール』（原題：Pearl）が7月7日（金）より全国公開されることが決定。予告編とポスターが解禁された。

ダンサーを志ざし、スターの華やかな世界に憧れるパール。人里離れた農場で、厳格な母と体が不自由な父と暮らしていた彼女は、愛への渇望からスターになる夢を育んでいく。しかし両親からの異常な愛が、その夢を腐らせていき…。籠の中の無垢なる少女が抑圧から解き放たれたとき、比類なき無邪気さと残酷さをあわせもつシリアルキラーが誕生する！

本作は、話題の映画スタジオA24製作の最新作。2022年公開の『X エックス』の前日譚であり、現在製作中の完結編『MaXXXine（原題）』とあわせA24初の三部作としても注目されている。

マーティン・スコセッシ監督が魅了されたとも言われている本作は、ヴェネチア国際映画祭など各国の国際映画祭を席巻。ミア・ゴス演じるシリアルキラー“パール”は、ホラー映画初のオスカー候補と噂されるほど世界を熱狂させた。

ミア・ゴス Photo by Frazer Harrison/Getty Images
監督・脚本は『X エックス』に続けてタイ・ウエストが担当、『X エックス』で主人公のマキシーンと、最高齢のサイコキラー・パールを演じたミア・ゴスが主演し、本作で若かりし頃のパールを演じている。また、ミア・ゴスは、脚本とエグゼクティブ・プロデューサーとしてもクレジットされている。


この度解禁された予告編は、1928年のミュージカル作品「Good Boy」のために書かれ、マリリン・モンローが歌ったことで有名になった「I Wanna Be Loved By You（愛されたいのに）」をアレンジした楽曲が印象的に使われている。ミュージカルスターを夢見る無邪気なパールが、夢を閉ざされ、残虐なシリアルキラーへと変貌していく様子が描かれる。パールを演じるミア・ゴスの怪演ぶりに圧倒される、斬新な予告編となっている。


また日本版ビジュアルは、大島依提亜氏のデザインによるもの。日本ビジュアル向けに、英字部分含めてロゴも新たに作成され、テーマカラーの「赤」が映えるヴィンテージ感ある仕上がりに。「スターになるの」とかわいらしい笑顔をみせる無垢なパールと、その血だらけの手の間には、斧を振り下ろす、覚醒したシリアルキラー・パールの姿が映し出されている。

『Pearl パール』は7月7日（金）よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。

（text：cinemacafe.net）