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ケイト・ブランシェット、複雑な内面を台詞なしで表現『TAR/ター』冒頭4分映像解禁

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ケイト・ブランシェット、複雑な内面を台詞なしで表現『TAR/ター』冒頭4分映像解禁


ケイト・ブランシェット主演『TAR/ター』より冒頭映像が解禁された。

『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』のトッド・フィールド監督がケイト・ブランシェットを主演に、天才指揮者の孤独と苦悩を描き出す本作。

ケイト・ブランシェット、複雑な内面を台詞なしで表現『TAR/ター』冒頭4分映像解禁

この度解禁されたのは、冒頭4分の本編映像。司会者によって長々と語られるターの辿ってきたこれまでの輝かしいキャリアと同時に、天才でストイック、そして傲慢で繊細な人格を併せ持つ彼女の姿が、流れるように映し出されていく。

講演前の神経質な態度、権威ある音楽家たちのレコードジャケットを足で踏みつける一方で、そこに写された指揮者に憧れ、そして対抗するかのように、同じデザインを模したスーツをオーダーメイドするター…。その複雑な多面性をケイト・ブランシェットがほぼセリフなしで演じ、佇まいと仕草のみで表現し切った圧巻の冒頭シーンだ。


なお、すでに海外でも話題となっているケイトが劇中で纏うダークでスタイリッシュな衣装。担当したのは、2021年のディズニー映画『ムーラン』でアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたビナ・デグレ(Bina・Daigeler)。


本作の衣装について「衣装のインスピレーションを受けたのは主に男性指揮者。リディアの人生観やキャリアの築き方、つまり、何もないところからすべてを手に入れるまでの道のりは、とても男性的だから」と語っている。

また、「指揮者が指揮をしているときに、光の反射で音楽家を刺激することがないようにターはアクセサリーに興味がない」など、ターの人物像を際立たせるために採用したファッション面でのこだわりも明かしている。

『TAR/ター』はTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)

■関連作品:
TAR/ター 2023年5月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開
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