『続・荒野の用心棒』を現代リメイクした女性監督、「ジャンゴ」は「フェミニズムかつ現代的で心理的な西部劇」
マカロニ・ウエスタンの傑作映画『続・荒野の用心棒』(原題:Django/1966年)を原案に、これまでの西部劇とはひと味違う現代的観点から描いた海外ドラマ「ジャンゴ ザ・シリーズ」が「スターチャンネルEX」にて放送中。監督を務めたイタリア出身のフランチェスカ・コメンチーニが、本作を作り上げたきっかけや、現代にリメイクした意義について語った。
西部劇に魅せられ「このシリーズで新しい挑戦をしたい」
フランチェスカ監督は1970年代、友達と映画館に入り浸っていたそうで、「私の心は西部の大草原を駆け抜けていたのです。そうして私は(映画監督の)レオーネ、コルブッチ、(映画音楽家の)モリコーネといった巨匠の作品と共に成長しました。彼らの作品が時に私を守り、時に救いをもたらしてくれたのです。無秩序さ、反抗心、孤独や命の輝きを感じさせてくれたのも彼らでした」と、西部劇に対して並々ならぬ思い入れがあったことを明かす。
本作は、監督も名前を挙げたセルジオ・コルブッチ監督、フランコ・ネロ主演の伝説的作品で、クエンティン・タランティーノ監督が『ジャンゴ 繋がれざる者』でオマージュを捧げた『続・荒野の用心棒』をリメイク。