くらし情報『『続・荒野の用心棒』を現代リメイクした女性監督、「ジャンゴ」は「フェミニズムかつ現代的で心理的な西部劇」』

『続・荒野の用心棒』を現代リメイクした女性監督、「ジャンゴ」は「フェミニズムかつ現代的で心理的な西部劇」

という。

舞台となるのは、多様な人々を受け入れるユートピア

劇中で主な舞台となるのは、黒人のリーダー、ジョン・エリス(ニコラス・ピノック)が築いた自由と平等の町“ニュー・バビロン”。「マイノリティや西部劇のジャンルから除外されているテーマについて、私は複数の物語を考えていました。それが、辺境の地に築いた“ニュー・バビロン”という町にあらゆる問題を乗り越えて多様な人々を受け入れるユートピアを作り上げようとする人々の苦悩の物語となっているのです」と監督は解説する。

『続・荒野の用心棒』を現代リメイクした女性監督、「ジャンゴ」は「フェミニズムかつ現代的で心理的な西部劇」

「このシリーズには私がマカロニ・ウエスタンから学んだ素晴らしい教訓が描かれています。遥か彼方の荒野を通して、現代の政治的社会的問題を浮かび上がらせたいと思いました」と監督。

『荒野のガンマン』や『ワイルドパンチ』などで知られるサム・ペキンパー監督をはじめ、「特にロバート・アルトマン監督『ギャンブラー』を参考にしました」と言い、「男女が平等に並んだタイトル(原題『McCabe and Mrs. Miller』)からしてまさに素晴らしい作品でした」とウォーレン・ベイティとジュリー・クリスティの共演で知られる名作を挙げた。


『続・荒野の用心棒』を現代リメイクした女性監督、「ジャンゴ」は「フェミニズムかつ現代的で心理的な西部劇」

そして、「現代の変化とそこから生じる問題を捉えたフェミニズムかつ現代的で心理的な西部劇です――個人的には少し70年代っぽく、夢があり、楽しさがあり、やがて恐怖に打ち勝つ物語になっています」

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