「I AM ルース」ケイト・ウィンスレット「助けを求めて」英国アカデミー賞で若者へメッセージ
英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門で作品賞、主演女優賞受賞二冠を達成した「I AM ルース」(スターチャンネルEXで配信中)。主演のケイト・ウィンスレットは受賞スピーチで世界中の親子や若者へ、力強いメッセージを発信している。
現代イギリスを代表する実力派女優たちが1話ずつ主役を務め、人生の様々な苦境におかれた現代女性の心情を率直に描いた、ドミニク・サヴェージ監督によるアンソロジー・ドラマ「I AM 私の分岐点」の第3シーズン第1話に当たる本作。

セリフの書かれた台本がなく、シチュエーションや大筋だけを決め、本番はその場で役者の即興演技をもとにキャクターを表現するという全員即興演技である点も見どころである。ウィンスレットも今回その手法にチャレンジする形で、問題を抱える娘を救おうと奮闘する母親役として、圧巻の演技を披露した。
その確かな演技力で見事、BAFTA(英国アカデミー賞)主演女優賞にノミネート。ほかにも本作は単品ドラマ部門作品賞、撮影&照明賞(レイチェル・クラーク)の計3部門のノミネートを果たす。
また、主演女優自らが物語を作り上げている点も本シリーズの特徴で、今回もテーマを決める段階からウィンスレット自身が参加。