くらし情報『誰もが見て見ぬふりをする“闇”に気づいたとき「わたしは どうする?」『アシスタント』予告編』

2023年5月25日 16:45

誰もが見て見ぬふりをする“闇”に気づいたとき「わたしは どうする?」『アシスタント』予告編

Photo by cinemacafe.net


架空の映画会社の1日が、『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』にも連なる目に見えない“闇”を明るみにする『アシスタント』。この度、予告編と本ポスターが解禁された。

解禁となった予告は、“夢の仕事についたはずだった”ジェーンの“ある1日”を切り取ったもの。名門大学を出たにもかかわらず、彼女は組織で最も力のないヒエラルキーに属するゆえ、夢を抱いていたクリエイティブな仕事は一切やらせてもらえない。


誰もが見て見ぬふりをする“闇”に気づいたとき「わたしは どうする?」『アシスタント』予告編

電話に出る、コピーをとる、郵便物を開ける、コーヒーを淹れる、掃除をする…といった雑用に追われていた。

誰もが見て見ぬふりをする“闇”に気づいたとき「わたしは どうする?」『アシスタント』予告編

「下っ端だから」「女性だから」という差別による役割分担とルーティンに追われ、次第に自尊心を奪われ無力感を覚えていくジェーン。そんな中、会社のトップの不正を確信したジェーンは「会長が新人アシスタントのホテルに…」と性的搾取の可能性を人事部へ訴えかけるが――。


ベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンが“平凡”な主婦を追った『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り 23番地』(1975)にインスパイアされた本作は、ほぼセリフなし。1人の女性の感情の揺れを淡々と働くアクションと微妙な表情の変化だけで見せる、「オザークへようこそ」

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