【シネマモード】お帽子ファッションに注目『アデル/ファラオと復活の秘薬』」
(Photo:cinemacafe.net)
今回は、前回のコラムで予告したとおり、『アデル/ファラオと復活の秘薬』についてご紹介します。この作品は、映画界きっての人気モチーフ、“エジプト”と“冒険”をミックスさせた映画。ハリウッドでは、何度もこの手の映画が作られてきましたが、今回の作品は意外なことにフランス映画。しかも、ヒロインは女性です。ヒロインの名前こそ、タイトルにもなっているアデル。この、気鋭のジャーナリストであるアデル嬢が、エジプト・ファラオの秘薬を見つけ出し、長いこと意識を取り戻さない妹を救おうと奮闘する姿を描いています。
何となくピンと来た方もいるのでは?そう、これはさながら“女性版インディ・ジョーンズ・オブ・フランス”といった感じ。しかも、あのリュック・ベッソンが構想に10年をかけ自ら脚本を執筆し、さらにメガホンまで取ってしまったという熱の入りよう。
最近はプロデューサー業ばかりでほかの誰かに監督をさせてばかりでしたから、いかにこの作品に思い入れているかが伺えます。そんな力の入った作品でヒロイン、アデルを演じているのが、ルイーズ・ブルゴワン。ミューズ発掘には定評のある彼ですから、その辺りの“お宝発掘具合”も注目ポイントとなっています。