ベルリン国際映画祭やサンダンス国際映画祭に出品されたドキュメンタリー映画作家キティ・グリーンによる最新作『アシスタント』。この度、顔のない人形を用いた作品の数々で知られる3DCGアーティスト・POOL目線で作成されたポスター<ジェーン・ドゥ>バージョンと、主人公ジェーンの職場でのひと幕を切り取った本編映像が解禁された。
今回解禁となった<ジェーン・ドゥ>バージョンは、本作のポスタービジュアルをPOOLがリメイクしたもの。「ジェーン・ドゥ」とは“名前のない人” “身元不明人”という意味があり、「オザークへようこそ」のジュリア・ガーナーが演じた主人公・ジェーンの名前の由来になっている。
“What can we do?(わたしたちはどうする?)”とコピーが添えられ、会社で働くことで“自分の顔がなくなっていく”ジェーンの心の叫びが聞こえてくるような、ヒリヒリするポスターが完成した。
また、本編映像は、“自分の正義”を貫こうとしたジェーンの姿を切り取っている。浮気を疑っている上司の妻からの電話に対して、適当なウソでその場を凌ぐことをアドバイスする先輩スタッフ。しかし、「ウソはイヤ」とジェーンは反論、正直な事実を伝えるも、結果、相手を怒らせてしまう――。