2023年7月9日 17:00
『ミッドサマー』から『Pearl パール』まで、夏こそ見たい!A24発・トラウマホラー映画4選
太陽が沈むことのない白夜の明るさと、咲き誇る美しい花々、美しい刺繍を施された衣装を纏いながら、村の人々は陽気に歌い踊る。まるで夢の中のような日々を過ごしていく中、やがて不穏な空気が漂い始める。
妄想、悪夢、恐怖――全てが襲いかかる映画として“クセになる”“何度でもみたい”という熱狂的なファンも存在する。本作で、主演のフローレンス・ピューは一気にスターダムへと躍り出た。
★『ライトハウス』(2019年)
謎めいた孤島にやって来た“2人の灯台守”たちが、外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく――。1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件をベースに、人間の極限状態を恐ろしくも美しいモノクロ映像で描いた本作。
4週間の予定で、孤島にある灯台と島の管理を行う仕事を任されたベテランのトーマス(ウィレム・デフォー)と、新米のウィンズロー(ロバート・パティンソン)。そりが合わずに初日から衝突を繰り返していた2人だったが、やがて嵐のせいで2人は島に閉じ込められてしまう。険悪な雰囲気の中、2人きりで孤独な世界に取り残されたとき、おぞましい狂気の扉が開いていく。
劇中、ほぼウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの2人しか登場せず、公開当時はその壮絶な演技合戦が話題ともなった。