“レゲエの神様”その栄光と苦悩に迫る『ボブ・マーリー:ONE LOVE』2024年公開
『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(原題:Bob Marley: One Love)が2024年に全国公開されることが決定。予告編とポスタービジュアルが解禁された。
全世界アルバム売上7500万枚以上を売り上げ、「ロックの殿堂」入りも果たした伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリー。ベスト・アルバム「レジェンド」は、アメリカのビルボード誌のカタログ・アルバム・チャートで最長ランク入りという記録を打ち立て、世界で最も売れたレゲエ・アルバムとなっている。
ほかにも、グラミー賞の特別功労賞生涯業績賞受賞、グラミー殿堂賞(複数受賞)の受賞、"Hollywood Walk of Fame"への殿堂入りなど数々の偉業を残したマーリー。ジャマイカ初の世界的トップスターが生み出した、夢と希望、歓びに満ちたサウンドはいまもなお世界中に愛され続けている。
本作は、“レゲエの神様”と称される天才的な音楽センスの裏に隠された苦悩と葛藤、レゲエミュージックの歴史そのものと言っても過言ではない波乱万丈な生涯を描く。
監督は第94回アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門でノミネートされ、主演のウィル・スミスが主演男優賞を受賞した『ドリームプラン』(21)を手掛けたレイナルド・マーカス・グリーン。
主人公ボブ・マーリー役には、『あの夜、マイアミで』(20)にてマルコムXを演じ、高い評価を得たキングズリー・ベン=アディル。ボブ・マーリーの妻、リタ・マーリー役には『キャプテン・マーベル』(19)や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)などハリウッド大作映画への出演が続く注目の俳優ラシャーナ・リンチ。
実力派キャストのほかに、リタ・マーリー本人、そしてボブとリタの子どもセデラ・マーリーとジギー・マーリーなど、ボブ本人を誰よりも愛し、近くで見守ってきた家族たちが監修に参画しており、真実の物語に深みを加えている。
併せて公開された予告編では、「レゲエは民衆のための音楽」「人々のためなら命は惜しくない」と、レゲエで世界が良くなると信じるボブ・マーリーの知られざる苦悩と葛藤、その栄光の軌跡が、世界中に愛された彼の音楽に合わせてエモーショナルに映し出されていく。
さらにポスタービジュアルでは赤・黄・緑で構成されたラスタカラー(レゲエのシンボルカラー)を背景に“レゲエの神様”と表現されるボブ・マーリーがトレードマークのドレッドヘアをなびかせ力強く拳を突き上げる姿を捉えている。そんな彼の堂々たる背中を映し出したビジュアルは、天性のスター性を感じさせる反面、影を帯び、どこか哀愁も汲み取ることができる仕上がりとなっている。
36年というあまりにも短い生涯のなかで輝き続け、ミュージシャンのみならず様々なカルチャー思想にも大きな影響を与えたボブ・マーリー。誰もが知る伝説のミュージシャンの誰も知らないストーリーに注目が集まる。
『ボブ・マーリー:ONE LOVE』は、2024年公開。
(シネマカフェ編集部)
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