『ドライブ・マイ・カー』以来の再タッグ、濱口竜介監督『悪は存在しない』ヴェネチアコンペ部門に正式出品
『ドライブ・マイ・カー』でご一緒させて頂いた経験がとても素晴らしかったからです。
物語を紡ぐ才能の持ち主であると同時に、「東北記録映画三部作」のドキュメンタリー作品等からみられるように音楽的詩的な作り方をされていて、あらゆる制限から自由を渇望しつつも思いやりと洞察力に溢れた濱口さんとなら何か一緒に面白いことができるのではないかと思いました。
素晴らしい作品になることは最初からわかっていてもなお、脚本や映像を共有していただくにつれ、これは凄いことになってきたぞ、、と私が当初考えた事を遥かに超えた作品が出来上がって行くのを目の当たりにし、その事に驚きながら音楽を作りました。今もまだ驚いています。
そして一つの独立した映画作品になり、こうしてヴェネチア国際映画祭に出品されることをとても嬉しく思います。
“悪は存在しない”、ライブ用サイレント映画『GIFT』が今後どんな旅をしていくのか、とても楽しみです。『悪は存在しない』は2024年、公開予定。
(シネマカフェ編集部)
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