2023年8月3日 07:45
【インタビュー】赤楚衛二が『ゾン100』を通して得た気づき「人生において何が豊かさにつながるのか」
と思っていたのですが、本編を拝見して驚かされました。
新宿の歌舞伎町のシーンはオープンセットで撮影しました。その時点で「すごい」と思いましたが、完成した映像を観たら歌舞伎町のまんまで「どうやって撮ったんだろう」と自分でも感じてしまうくらいびっくりしました。
歌舞伎町のドン・キホーテのシーンも、再現度が凄まじかったです。実際に働いている方がポップを書いてくださって、商品も全てドン・キホーテに陳列されているものをご用意いただきました。あとはやはりゾンビです。台本を読んでいるときは動きが想像できなかったのですが、現場で見たときに「気持ち悪い!怖い!」となってしまうほどの完成度でした。
石田雄介監督自身がとにかくエネルギッシュでアキラみたいな人ですし、森井輝プロデューサーもそうで、映画好きで情熱的な人ばかりが集まった楽しい現場でした。
ライティングや装置一つひとつへのこだわりが強く、目の前のカットをどう撮っていくか丁寧に話し合いもできて、撮影時から「早く完成版が観たい!」と思っていました。
――赤楚さんが提案したアイデアなどはございますか?
基本的に僕は、自分の中に生まれた違和感を解消するためにアイデアを出すことが多いです。