2023年8月5日 14:00
ルーシー・ボイントンが「惚れ込んだ」“エネルギッシュ”で“度胸”のあるアガサ・クリスティの女性探偵を語る
役者としてフランキーのようなキャラクター、彼女のような人と出会えることは滅多にありません。そんなキャラクターを演じる機会が訪れてとても興奮しました。
Q:以前にもアガサ・クリスティの作品にご出演されていますが、再び演じた理由を教えてください。
ルーシー:それはアガサ・クリスティの大ファンだからですよ!彼女の作品は紛れもなく魅力的です。文体もウィット溢れるセリフも見事ですし、常に彼女の作品は読者の3歩先を行っているのです。登場人物は知的で十分すぎるほど魅力的です。しかも悪役たちの中には純粋さという幻想があり、知的センスのある狡猾さが物語の中に編み込まれているのです。
アガサ・クリスティの作品の登場人物を演じられるチャンスがあるなら絶対にNOとは言いませんし、ましてやヒュー・ローリーが脚色したとなればなおさらです。
わざわざ検討してみることなんてありません。
Q:レディ・フランシス・ダーウェント、通称“フランキー”について教えてください。
ルーシー:ヒューとフランキーについて話し合っている際に、“エネルギッシュ”と“度胸”という二語が頻繁に出てきました。このふたつは私がフランキーの中でもっとも気に入っている部分でもあります。