「“愛の力”を描きたかった」ピーター・ソーン監督の実体験から描かれた『マイ・エレメント』
ディズニー&ピクサー最新作で、誰の人生にもある宝物のような出会いを描いたアニメーション作品『マイ・エレメント』。これまで数々のピクサー作品に携わってきたピーター・ソーン監督は、「愛と共感が少しずつ、誤解や衝突を癒し、私の家族はひとつになりました。そんな“愛の力”を描きたかったんです」と、自身のエピソードから“ピクサー史上最もロマンティックなストーリー”が生まれたことを明かした。
物語の舞台は、火・水・土・風の4つのエレメント(元素)たちがそれぞれの特性に合わせたユニークな生活様式で共生する街[エレメント・シティ]。違うエレメントとは関わってはいけないと両親に教えられてきた“火”のエンバーはある日偶然、性格も性質も自分とは正反対な“水”のウェイドと出会う。
いくつものロマンティックな瞬間の中で少しずつ心を通わせていくふたりだが、どれだけ仲を深めても、その性質上触れ合うことすらできないのだ。
育った環境も文化も全く違い、出会うはずのなかったエンバーとウェイドの間に芽生える“化学反応”を描く本作のきっかけについて、「私は子どもの頃、同じ文化圏の人と結婚するよう家族からプレッシャーをかけられていて、祖母の死に際の言葉は『韓国人と結婚しなさい』でした。しかし祖母の他界後、私は韓国系ではない人と恋に落ちました」とソーン監督。
「全く違う文化で育った妻と私の家族の間には多くのすれ違いやカルチャーショックがありましたが、愛と共感が少しずつ誤解や衝突を癒し、私の家族はひとつになりました。そんな“愛の力”を描きたかったんです」と語る。
“違うエレメントとは関われない”世界で、家族に反対されながらもウェイドと一緒に初めて世界の広さに触れたエンバー。そんなエンバーがひとりでは気づけなかった新たな“自分の可能性”について考え始める姿を描くと同時に、エンバーの家族の想いやストーリーも見どころの1つとなっている。
異なる社会の中で暮らしていたエンバーとウェイドの間に芽生える強い“愛の力”は、それぞれの家族にどのような影響をもたらすのか。ソーン監督自身の経験を基に描かれる“愛”の物語に注目だ。
世界中で『アナと雪の女王2』公開以来のディズニー&ピクサーアニメーション史上最高のヒットを記録している本作。日本でもついに公開を迎え、「正反対の2人が起こす愛の化学反応が本当に美しい...」、「混じり合うことがなかったはずの二人の関係が愛おしく感じた作品」など、早くも話題を呼んでいる。
『マイ・エレメント』は全国にて公開中。
(シネマカフェ編集部)
■関連作品:
マイ・エレメント 8月4日(金)全国ロードショー
©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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