くらし情報『主人公の悲しみに寄り添う…キジトラ猫の“演技”とらえた『ルー、パリで生まれた猫』本編映像』

2023年9月25日 18:15

主人公の悲しみに寄り添う…キジトラ猫の“演技”とらえた『ルー、パリで生まれた猫』本編映像

と応じる。


言葉こそ話せなくても悲しみに押しつぶされそうなクレムを気遣い、寄り添うルーの姿は、猫のみならず動物と暮らしたことのある人なら覚えのあるシーンだが、それをルーの目線の高さで捉えることで、クレムとの絆を一層輝かせていることにも注目だ。

“人間の俳優を捉えるように動物の視点に立って撮る”と称される動物映像作家である、本作のギヨーム・メダチェフスキ監督は、ルーを演じる猫としてキジトラにこだわりキャスティング。「ルー役のキジトラは4匹いたんですが、そのうち1匹が安定していたので、8割はその猫で撮影しています。その猫とは確かな関係を築けたと思います。生後2か月半の時にやってきて、スポンジのように多くのことを吸収していきました。私たちと一緒に、撮影現場で成長したといえるかもしれません」とふり返る。

主人公の悲しみに寄り添う…キジトラ猫の“演技”とらえた『ルー、パリで生まれた猫』本編映像

本作の動物トレーナーとして、監督のオーダーに応じてルー役の猫を探しまわったフランスの動物トレーナーの第一人者ミュリエル・ベックは、猫を演出することについて「最も難しいのは、喜びや驚きの感情を表現させることです。
ネコ科動物の感情は、例えば犬と比べても読み取るのが難しいんです。犬は目を細めたり耳を動かしたりしますが、それに対して猫はそれほど感情を表現しない。

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