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『ノルウェイの森』に強敵出現 ソフィア・コッポラ新作に喝采! 現地紙は最高点

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『ノルウェイの森』に強敵出現 ソフィア・コッポラ新作に喝采! 現地紙は最高点

(Photo:cinemacafe.net)

9月3日(現地時間)夜、ヴェネチア映画祭のコンペティション部門で、ソフィア・コッポラの新作『SOMEWHERE』(原題)が上映され、大きな喝采を浴びた。

『SOMEWHERE』(原題)は、ソフィアの『マリー・アントワネット』以来4年ぶりとなる最新作で、高級ホテルで虚無的な生活をする人気スター、ジョニー・マルコが主人公。別れて暮らす11歳の娘・クレオの訪問で、ジョニーの心が少しずつ変化するさまを、ドライなユーモアを交えて描き出していく。『パブリック・エネミーズ』のスティーヴン・ドーフが、自分の居場所の定まらないセレブを好演し、娘クレオをダコタ・ファニングの妹エル・ファニングが演じる。

舞台となるのはハリウッドの伝説的なホテル「シャトーマーモント」。マリリン・モンローからリンジー・ローハンまでセレブのお気に入りとして知られている。『ロスト・イン・トランスレーション』に続いてホテルを舞台にしたことについて、ソフィアは記者会見で「私も子供の頃、父(フランシス・F・コッポラ)の撮影のためしょっちゅうホテル暮らしをしていたから、その頃の経験が生きているわ。クレオがホテルの部屋で料理をするのは、彼女が本物の家を求めていることの象徴ね」と語った。


セレブの、そして現代人の孤独を風刺的に描いた本作は、現地新聞の星取表では最高評価を獲得。自分の居るべき場所(somewhere)を見つけられずにいる男を好演したスティーヴン・ドーフの演技賞にも期待がかかる。今回の審査委員長である、ソフィアの元恋人クエンティン・タランティーノが、どのような評価を下すが注目だ。

(photo/text:Ayako Ishizu)

■関連作品:
SOMEWHERE (原題) 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
© 2010 - Somewhere LLC 第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]

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