2010年9月7日 08:27
『悪人』にモントリオール喝采! 妻夫木聡&深津絵里も現地の反応に感激
(Photo:cinemacafe.net)
8月下旬より開催中のモントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に出品されている映画『悪人』の公式記者会見ならびにプレミア上映が9月5日(現地時間)に開催され、妻夫木聡、深津絵里、李相日監督が出席した。
トロント国際映画祭と並び、北米最大規模を誇る同映画祭。近年、ここで最高賞を獲得した『おくりびと』がアカデミー賞外国語映画賞を獲得したこともあり、高い注目を集めている。昨年は『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』で根岸吉太郎監督が監督賞を受賞しており、日本映画への期待度も高い。
本作は吉田修一の同名長編小説を原作に、ある殺人事件とそこに関わる人々を通じて“悪”という存在の本質をあぶりだしていく。朝9時から行われたプレス用の試写会は800を超える席全てが埋まる盛況ぶりで、会見でも脚本や演出面にまつわる質問が次々と飛び出した。また、同日の夜のプレミア上映では、上映後にスタンディング・オベーションがわき起こり、ロビーに残った観客が監督に質問をぶつけるなど大盛況だった。
監督は「モントリオールの人々は映画を愛し、映画がないと生きていけない人たちと聞いています。