2024年2月18日 13:30
『レ・ミゼラブル』監督が再びパリの“リアル”を炙り出す『バティモン5 望まれざる者』公開
前作『レ・ミゼラブル』でその名を世界に轟かせたフランスのラジ・リ監督の最新作が『バティモン5望まれざる者』として、5月24日(金)に日本公開されることが決定。併せてシーン写真9点が解禁された。
パリ郊外(=バンリュー※)に存在する、都市再開発を目前に控えた居住棟エリアの一画、通称「バティモン5」。ここに立ち並ぶいくつもの団地には労働者階級の移民家族たちが多く暮らしているが、バティモン5では再開発のために老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められている。
そんな中、前任者の急逝で臨時市長となったピエールは、自身の信念のもと、バティモン5の復興と治安を改善する政策の強行を決意。だが、その横暴なやり方に住民たちは猛反発、これまで移民たちに寄り添い、ケアスタッフとして長年働いていたアビーたちを中心とした住民側と、市長を中心とした行政側が、ある事件をきっかけについに衝突。やがて激しい抗争へと発展していく――。
監督は、前作『レ・ミゼラブル』のラジ・リ。役者として、また、1995年にアーティスト集団「クルトラジメ」のメンバーとしてキャリアをスタートした彼は、1997年、初の短編映画『MontfermeilLesBosquets』(原題)