2024年3月30日 11:15
映画『オッペンハイマー』留学、出会い、第二次大戦から冷戦へ…オッペンハイマーの人生を辿る
1945年10月 | 41歳
原爆投下を命じたトルーマン大統領(ゲイリー・オールドマン)とホワイトハウスで初対面。「私は自分の手が血塗られているように感じます」と話すと、「泣き虫科学者」と影で呼ばれた。
ルイス・ストローズとオッペンハイマー
1947年夏 | 43歳
アメリカ原子力委員会(AEC)の委員長ルイス・ストローズによりプリンストン高等研究所3代目所長となり、アルベルト・アインシュタイン(トム・コンティ)と再会。
その後AECのアドバイザーとなるが、核兵器の国際的な管理を呼びかけ、水爆をはじめとする核開発に反対の意を示す。
アルベルト・アインシュタイン(トム・コンティ)
1950年~53年
冷戦を背景にジョセフ・マッカーシー上院議員らが「赤狩り」を強行。共産主義への恐怖からアメリカ国民から支持を得る。
1954年 | 50歳
ソ連のスパイ容疑をかけられ、オッペンハイマー聴聞会が開かれる。水爆を推進していた原子力委員会(AEC)委員長のストローズの怒りを買い、FBIも協力し、オッペンハイマーに「共産主義者」のレッテルを貼る。
キティ(エミリー・ブラント)とオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)