藤井フミヤ「こんなに泣いた邦画は『火垂るの墓』以来」
(Photo:cinemacafe.net)
新潟県小千谷市片貝町の片貝まつりの花火にまつわる兄弟の実話を基に、白血病を患い余命僅かな妹・華(はな/谷村さん)と、妹のために引きこもりから再生し、まつりで花火を打ち上げようとする兄・太郎(高良さん)の絆を描く物語。
片貝まつりが行われる新潟県・浅原神社の宮司による祈祷でヒットを祈願。高良さんは「難病ものと思われがちですが、いい意味で期待を裏切る作品です」と“泣き”を越えた仕上がりに自信の弁。だが藤井さんは「泣ける部分を隠してプロモーションをしていますが、素晴らしい映画で、邦画でこんなに泣いたのは『火垂るの墓』以来です」と感動作として太鼓判を押した。
新潟県では今月11日(土)から先行公開され、高良さんらが初日舞台挨拶のために新潟入りした。一度だけあったという上映後の舞台挨拶をふり返り、高良さんは「多くの人が泣いていた。美月ちゃんを華ちゃんと呼んだりしていて、お客さんと映画を共有できたと感じた」と手応え。
谷村さんは「実話の女の子、はるかちゃんのお母さんが私を『はるか』と呼んで、抱きしめてくれた。そういうことは初めてでどうしていいか分からなかったんですが、家に帰って考えていたらこういう仕事を続けてきてよかったと思いました」としみじみした表情でふり返っていた。
『おにいちゃんのハナビ』は9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。
(photo/text:Yoko Saito)
■関連作品:
おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開
© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会
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