カンヌ国際映画祭、今年新設の「イマーシブ・コンペティション部門」14作品を発表
第77回カンヌ国際映画祭の「イマーシブ・コンペティション部門」の作品ラインアップが明らかになった。その名の通り、イマーシブ(没入型)な映画に特化した部門で、今年新設されたばかり。コンペティション作品とコンペティション外作品に分け、今回はそれぞれ8本と6本が選出された。
最先端のVR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)技術を取り入れた作品であり、ロケーションVR、複合現実(MR)体験、プロジェクション・マッピング、ホログラフィック作品が含まれている。
様々な国から出品されているが、『Evolver』にはケイト・ブランシェット(声)、『Gloomy Eyes』にはコリン・ファレル、『Spheres』にはジェシカ・チャステイン&ミリー・ボビー・ブラウンといったハリウッドスターたちも出演している。また、『Missing Pictures: Naomi Kawase』には河瀬直美監督が登場する。
「イマーシブ・コンペティション部門」ラインナップ
コンペティション作品
『En Amour』(フランス)
『Evolver』(UK、アメリカ)
『Human Violins: Prelude(マルチユーザー版)』(ルーマニア、フランス)
『Maya: The Birth of a Superhero』(UK、フランス、アメリカ)
『Colored』(フランス、台湾)
『TELOS I』(カナダ、スウェーデン、デンマーク)
『The Roaming』(フランス、ルクセンブルク、カナダ)
『Traversing the Mist』(台湾)
コンペティション外作品
『Battlescar』(フランス、アメリカ)
『Emperor』(フランス、ドイツ)
『Gloomy Eyes』(アルゼンチン、フランス、アメリカ)
『Missing Pictures: Naomi Kawase』(フランス、UK、台湾、ルクセンブルク、韓国)
『Notes on Blindness』(フランス、UK)
『Spheres』(アメリカ、フランス)
(賀来比呂美)
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