ゼンデイヤ、飽くなき挑戦は続く 最新映画『チャレンジャーズ』では新たな姿も
フローレンス・ピュー&ゼンデイヤ Photo by Medios y Media/Getty Images
次なる挑戦、劇場公開される初の主演映画『チャレンジャーズ』
ルカ・グァダニーノ監督と『スパイダーマン』シリーズのパスカルと組んだ最新作『チャレンジャーズ』(6月7日公開)では、子ども時代から名声を手にし世間の注目を浴びてきた、まるで自身のような元・天才テニスプレイヤー、タシ・ダンカンを演じる。
ヒーローとガールフレンドと親友という、ごちゃつくことのない3人組だった『スパイダーマン』や、「ユーフォリア/EUPHORIA」の薬物を背景にしたジュールズ&エリオットとの三角関係とは異なり、今作はタシをめぐる夫アート・ドナルドソン(マイク・フェイスト)と元彼のパトリック・ズワイグ(ジョシュ・オコナー)との独特で複雑な関係性が、テニスというスポーツの力学を巧みに利用して描かれていく。
かつて“ファイヤー&アイス”と呼ばれた対照的な親友同士のテニスプレイヤー、アートとパトリックを、コート上のネットと同じ位置から見守るタシ。一度は全てを失ったタシが確信犯的に企む“チャレンジ”には、「してやられた」