知られざる悲劇と闇…迫力のカーレースシーンも『フェラーリ』予告編公開

巨匠マイケル・マンとアダム・ドライバーがタッグを組んだ『フェラーリ』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

本作は、F1界の“帝王”と呼ばれたエンツォ・フェラーリの情熱と狂気に満ちた生き様を描く実話である。監督は『ヒート』や『インサイダー』などの名作を手掛けたマイケル・マン。主演はアダム・ドライバーが務め、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーなど豪華なキャストが揃う。

予告編は、エンツォ・フェラーリが自らの手でV8エンジンをチェックし、「私の車に乗るなら必ず勝て」と語るシーンから始まる。彼の冷徹なプロフェッショナル性とカリスマ性が垣間見える一方で、愛息ディーノの死や妻ラウラとの崩壊寸前の夫婦生活、秘かに愛し合っていた女性リナとの二重生活、そしてフェラーリ社の破産寸前の危機など、彼の知られざる悲劇と闇が描かれている。

また、イタリア全土を縦断する公道レース「ミッレミリア」のシーンも解禁され、美しいフェラーリが田園風景を疾走するシーンや、街中でのデッドヒート、炎に突っ込むレーサーの姿など、迫力満点のカーレースシーンが期待される。


ポスタービジュアルには、情熱と狂気を併せ持つエンツォの二面性を思わせる表情と、フェラーリ315S、335Sが疾走する姿が映し出されている。