【ドラマニア】敵か味方か…考察が話題の春ドラマを徹底総括「勝手にベスト3」
2024年の春ドラマ。今期は、先の読めない展開に「この人って、悪い人?」「まさか、嘘でしょ…!?」と推理しては裏切られる、ミステリアスな作品が多かったように思われる。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が選んだ「勝手にベスト3」をランキング形式でふり返っていこう。
第1位:怪しい登場人物がいっぱい…!?
でも最後には人を信じたくなる
「くるり~誰が私と恋をした?~」
「くるり~誰が私と恋をした?~」は、階段からの転落事故で記憶喪失になった主人公・緒方まことが、手元に残された男性用の指輪を手掛かりに“恋の相手”と“本当の自分”を探していく、ラブコメミステリーだ。二本柱の謎が少しずつ明かされていくハラハラ・ドキドキの展開が深く作り込まれていて、非常に面白い作品だったと思う。
まず物語の根幹となる“恋の相手”探しでは、まるで恋愛シミュレーションゲームをしているかのような三様の男性キャラクターが登場。自称・元カレの年上花屋さん(瀬戸康史)、元同僚の優しい天然男(神尾楓珠)、情熱とお金は随一の若手IT家(宮世琉弥)。
それぞれのやり方でまことを愛し、視聴者をキュンとさせてくれる半面、時折見せる裏の顔に「えっ、もしかして全部ウソ…!?」