「雇ってください」…傷を負った少年が裏社会の男に直談判『このろくでもない世界で』本編シーン
「ヴィンチェンツォ」『ロ・ギワン』のソン・ジュンギが出演する『このろくでもない世界で』より本編映像が解禁された。
本作は、第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品の話題作。この役を勝ち取るまでに三度のオーディションを経たという映画初主演のホン・サビンがヨンギュ役を演じ、本作が初長編作品となるキム・チャンフンが監督・脚本を務めた。
この度解禁されたのは、ホン・サビン扮するヨンギュがソン・ジュンギ演じる地元の犯罪組織のリーダー、チゴンの下で働かせてほしいと直談判しにくる、物語が動き出す本編シーン。
義理の父親からのDVで顔に大きな傷を負い、バイト先をクビになってしまったヨンギュ。暴力と貧困が蔓延るこの町で、堅気の仕事があることで平穏ではないながら、犯罪には手を染めずにいられたのだが、その働き口すら失ってしまい、半ばヤケクソにバイト先の窓ガラスをぶち壊し、土砂降りの中ずぶ濡れになりながらチゴンの事務所へ向かっていた。
映像ではチゴンの事務所に到着したヨンギュがチゴンの手下のスンムから「さっさと帰れ」と冷たくあしらわれるも、追い詰められたヨンギュは無視して一歩踏みだす。「聞こえねえのか?」とスンムが畳み掛けると、チゴンが「来い」とスマホを操作しながら呼びかける。
ヨンギュがチゴンのそばまで歩いてくると「スンムがここには来るなと言ったろ、ガキが何の用だ。お前にやった金だ、帰って勉強でもしろ」と、以前にヨンギュを助けるために渡した金についても、気にしないよう優しく諭すチゴン。
しかし、ヨンギュはそれには答えず「雇ってください」とだけ述べる。「ダメだ、帰れ」とチゴンが突き放すも椅子を持ってきて彼の目の前に座り込む。ヨンギュの顔を一瞥するやすぐに異変に気づくチゴン。
少し顔を背けるヨンギュだがチゴンに「帽子をとれ 早く」と言われると、渋々帽子を取り、血の滲んだ生々しい傷があらわになる。それを見たチゴンは、驚きと悲しみの混じった表情で「ひどい顔しやがって」と小さく呟くのだった。
裏社会の扉を叩いてしまった傷だらけの少年ヨンギュと、裏社会に生きるチゴン。
この2人の男の物語が急速に動き出すシーンとなっている。やがて次第に距離を縮めていく、ヨンギュとチゴン。ふたつの魂が共鳴した先に待つものとは…?
2人のその後が気になる本編シーンとなっている。
『このろくでもない世界で』は7月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)
■関連作品:
このろくでもない世界で 2024年7月26日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開
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