「はじまりは工場」名曲誕生にまつわる瞬間捉える『ボレロ 永遠の旋律』本編冒頭映像
時代と国境を越えて愛され続けている不朽の名曲「ボレロ」の誕生秘話を描いた『ボレロ 永遠の旋律』より監督メッセージと本編冒頭映像が解禁された。
天才作曲家ラヴェルの魂を奪った魔の名曲が誕生するまでとともに、痛みに満ちたその人生も描き出す本作。数々の名曲と共に贈る本格的音楽映画だ。
この度解禁されたのは、不朽の名曲「ボレロ」にまつわる歴史的瞬間にして、作曲家ラヴェルのイマジネーションの源泉が伝わる本編冒頭映像。本作は、1928年のある日、著名な作曲家モーリス・ラヴェルに自身のバレエのための音楽を依頼していた振付師のイダ・ルビンシュタイン(ジャンヌ・バリバール)が、ラヴェルに指定された場所に向かっているシーンから幕を開ける。この本編映像は、ラヴェルが自らの全てを注いでついに完成させた「ボレロ」の楽譜がイダに手渡される運命の瞬間の直前を捉えたものだ。
イダが歩く雨上がりの泥道の先にある薄暗いこの場所は、きらびやかないでたちの彼女にはまるで似合わない場所だ。待ち構えていたラヴェル(ラファエル・ペルソナ)が案内するのは、無数の工業機械がけたたましく音をあげる工場だった。ラヴェルは、イダに「この音に浸って。