『インサイド・ヘッド2』成長したライリーに込められたテーマとは?
『アナと雪の女王2』を超え、アニメーション映画史上No.1の世界興行収入を記録中の『インサイド・ヘッド2』。
本作の主人公ライリーは思春期を迎え、前作から少し大人になった。キャラクター・アート・ディレクターを務めた村山佳子は、ニキビがあったり、歯の矯正をしていたり、成長期で身長がグンと伸びていたりと、少しずつ大人になっていくライリーを描くうえで目指したテーマを明かしている。
主人公のライリーは、明るくて元気で、勉強やスポーツにも一生懸命取り組む頑張り屋。しかし、高校入学という人生の転機を控え、新たな壁にも直面していた。
ライリーの頭の中で“思春期警報”が鳴り響くとともに<大人の感情>であるシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れたことで、大好きな親友とすれ違ってしまったり、部活で先輩との関係に悩んだり、誰かと比べて落ち込んだりしてしまう…。
本作で、そんな誰もが経験してきた思春期だからこその悩みや葛藤を抱えるライリーを描くために、キャラクター・アート・ディレクターの村山氏は“等身大のティーンエイジャー”を表現することにこだわったそう。
村山氏は、「アメリカでライリーの映像が解禁されたときに『ライリーが可愛くなくなった』というコメントをSNSで見かけたんですよ。