『インサイド・ヘッド2』成長したライリーに込められたテーマとは?
思春期って顔が大人でもなくて子どもでもなくて、不思議だけどちょっと気まずい感じがありますよね」と語る。
「美しいライリーを描くのがゴールではなくて、映画のテーマでもあるような“不完全さ”とか“美しさ”とか“美しくないところ”とか全部含めて、すごくかわいい等身大のティーンエイジャーを描くことを目指しました」と言い、本作のもつ“完璧じゃない自分を受け入れる”というテーマを、主人公であるライリーが体現するようなデザインになっていることを明かしている。
さらに、本作を手掛けたケルシー・マン監督は「ライリーは身体も大きく成長しているし、歯列矯正をしていて、ニキビができています。ママより娘の背が高くなったことは我が家でも起きたことで、僕の娘が妻の背を追い越した日は、忘れられない瞬間でした」と、自分の子どもが成長していく姿を参考にしてライリーを作り上げたことを語る。親友との関係に悩んだり、憧れの先輩のようになりたくて背伸びしてしまったりと、本作で描かれるリアルで等身大な“ライリーの物語”は大人になる過程で経験することばかり。
そんな本作は世界中で大きな感動を呼んでおり、ピクサー史上最も“優しさに包まれるラスト”が待ち受ける。