「音楽を捧げたい」ミューズとのささやかなひと時『ボレロ 永遠の旋律』本編映像
天才作曲家の名曲の誕生秘話を描いた『ボレロ 永遠の旋律』より本編映像が解禁された。
天才作曲家モーリス・ラヴェルの魂を奪った魔の名曲「ボレロ」が誕生するまでとともに、痛みに満ちたその人生も描き出す本作。
この度解禁されたのは、ラヴェルにとってのミューズであり親友のミシアとの幸せだった日々を回想する本編シーン。魅惑的で常に男性の影が絶えないミシア(ドリヤ・ティリエ)だったが、この周囲に誰もいない雰囲気にあってもラヴェル(ラファエル・ペルソナ)の反応は鈍い。「私が嫌い?」と問いかけるミシアに、ラヴェルは「知ってるだろ」と答えるのみだ。
ラヴェルがミシアに対して愛情を抱いているのは確かで、ミシアにキスをしたい思いがない訳ではないのだが、「でもそれは誰でもできる。僕は音楽を捧げたい」と告げる。「あなたは奇妙な小鳥ね。カゴに入れられない」と微笑むミシアに、ラヴェルはおどけた表情で鳥のさえずり声を出し始める…。天才作曲家ラヴェルとそのミューズが織りなす、ふたりだけの時間を捉えた本編映像となっている。
劇中でもラヴェルが演奏する「ラ・ヴァルス」と「白鳥」は、実際に彼がミシアに献呈したピアノ曲で、この本編映像で描かれたラヴェルの言葉は現実に即したものといえる。