「音楽を捧げたい」ミューズとのささやかなひと時『ボレロ 永遠の旋律』本編映像
天才作曲家の名曲の誕生秘話を描いた『ボレロ 永遠の旋律』より本編映像が解禁された。
天才作曲家モーリス・ラヴェルの魂を奪った魔の名曲「ボレロ」が誕生するまでとともに、痛みに満ちたその人生も描き出す本作。
この度解禁されたのは、ラヴェルにとってのミューズであり親友のミシアとの幸せだった日々を回想する本編シーン。魅惑的で常に男性の影が絶えないミシア(ドリヤ・ティリエ)だったが、この周囲に誰もいない雰囲気にあってもラヴェル(ラファエル・ペルソナ)の反応は鈍い。「私が嫌い?」と問いかけるミシアに、ラヴェルは「知ってるだろ」と答えるのみだ。
ラヴェルがミシアに対して愛情を抱いているのは確かで、ミシアにキスをしたい思いがない訳ではないのだが、「でもそれは誰でもできる。僕は音楽を捧げたい」と告げる。「あなたは奇妙な小鳥ね。
カゴに入れられない」と微笑むミシアに、ラヴェルはおどけた表情で鳥のさえずり声を出し始める…。天才作曲家ラヴェルとそのミューズが織りなす、ふたりだけの時間を捉えた本編映像となっている。
劇中でもラヴェルが演奏する「ラ・ヴァルス」と「白鳥」は、実際に彼がミシアに献呈したピアノ曲で、この本編映像で描かれたラヴェルの言葉は現実に即したものといえる。
ラヴェル研究の第一人者といわれるマルセル・マルナによる伝記や批評をこの映画のバイブルにしたというアンヌ・フォンテーヌ監督は、「ミシアとラヴェルは若い頃、1900年代初頭に知り合いました。ふたりが特別な関係を持っていたことは分かっていますが、正確な内容は謎のままなんです。ふたりのシーンは真実に即した指針に基づいてはいますが、私はフィクションの中で真実を描こうとしました」と説明。
さらに、アンヌ・フォンテーヌ監督は「謎に包まれたラヴェルのプライベートを紐解いていくうちに、ラヴェルはミシアと充実した恋愛関係を築くことができなかっただけでなく、男女間あるいは同性間の恋愛であっても誰とも深い関係を築かなかったのではないかという考えに至りました」と語っており、アンヌ・フォンテーヌ監督自身はラヴェルをアセクシャルな人物だったのではないかと解釈したという。
このシーンからも伝わるように、自分の心に蓋をして抑圧を自ら作り出すことでストイックに作曲活動に打ち込んでいたラヴェル。
アンヌ・フォンテーヌ監督はさらに「イダやミシアなど、ラヴェルを取り巻く彼女たちは一種のコーラスを構成し、『ボレロ』を創作するラヴェルを後押ししています。彼女たちがいなければ、この曲はできなかったかもしれません。母親や家政婦も含めた女性の側近たちは、まるで母親のようにラヴェルに接し、繭のように彼を保護し、包んでいるのです。そしてラヴェルは、それぞれのやり方で彼女たちを愛していたのです」と、ラヴェルと彼を取り巻く女性たちとの関係性について語っている。
『ボレロ 永遠の旋律』は8月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。
(シネマカフェ編集部)
■関連作品:
ボレロ 永遠の旋律 2024年8月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
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