黒沢清監督作『Cloud クラウド』トロント国際映画祭正式出品 ノベライズも発売決定
黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎えた映画『Cloud クラウド』が、ヴェネチア国際映画祭につづき、「第49回トロント国際映画祭」へ正式出品されることが決定した。
日本時間8月6日23時ごろ、映画祭からラインアップが発表され、センターピース部門への正式出品が決定。同映画祭は、北米最大規模の来場者数を誇り、オスカーレースの前哨戦として世界中からの注目を集めている。
黒沢監督作品としては、1998年に『CURE』で初めて選出、翌年に「Spotlight: Kiyoshi Kurosawa」として特集上映が行われて以来、『回路』『トウキョウソナタ』『贖罪』『岸辺の旅』など、作品を発表するたびに招待されている縁の深い映画祭だ。
本作が上映される「センターピース部門」は、2022年までは「Contemporary World Cinema部門」という名称で、国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督の待望のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介する部門となっている。
トロント国際映画祭プログラマーのジョバンナ・フルヴィは「『Cloud』の魅力的な物語は現代的な恐怖と共鳴しており、いかにして些細な恨みが制御不能な暴力にエスカレートしていくかを描いています。