奥山大史監督作『ぼくのお日さま』トロント国際映画祭センターピース部門に正式出品
奥山大史監督最新作『ぼくのお日さま』が、第49回トロント国際映画祭のセンターピース部門に正式出品されることが決定した。
本作は、雪の降る街を舞台に、アイスホッケー少年のタクヤ(越山敬達)とフィギュアスケートを学ぶ少女さくら(中西希亜良)、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川(池松壮亮)の3人の視点で紡がれる物語。
奥山監督は『僕はイエス様が嫌い』で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞し、今年5月に開催された第77回カンヌ国際映画祭では、本作が8分間ものスタンディングオーベーションで歓迎された。
第77回カンヌ国際映画祭での世界プレミア上映後、各国際映画祭でも高い評価を受けており、第26回台北映画祭では「審査員特別賞」「台湾監督協会賞」「観客賞」の3冠を受賞するなど、その評価は国境を越えて広がっている。
トロント国際映画祭は、北米最大規模の来場者数を誇る映画祭で、「オスカーの前哨戦」として世界中から注目を集めている。センターピース部門は、国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督の待望のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介する部門だ。