『きみに読む物語』のジーナ・ローランズが死去、94歳 アルツハイマー型認知症で闘病
14日(現地時間)、『きみに読む物語』で老年期のアリーを演じたジーナ・ローランズが亡くなった。享年94。息子のエージェントが「Variety」誌に明らかにした。
『きみに読む物語』の監督で息子のニック・カサヴェテスらに見守られ、カリフォルニア州の自宅で息を引き取ったという。今年6月、ニック・カサヴェテスは母がアルツハイマー型認知症を患い5年経過していることを公表していた。ジーナ・ローランズの母で俳優のレディ・ローランズも、1999年に95歳で死去する前にアルツハイマーと診断されていた。
ジーナ・ローランズは1954年に映画監督のジョン・カサヴェテスと結婚。ゴールデングローブ主演女優賞を受賞した『こわれゆく女』、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『オープニング・ナイト』など、数々の作品で夫婦コラボを果たした。
1989年に夫が亡くなった後も精力的に俳優業を続け、息子ニック・カサヴェテスの監督デビュー作『ミルドレッド』や娘ゾエ・カサヴェテスの監督デビュー作『ブロークン・イングリッシュ』などに出演した。
長編映画の遺作は、2014年にリタ・モレノらとの共演作『Six Dance Lessons in Six Weeks(原題)