パキスタンの古都、自分らしく生きたいと願う夫婦を映し出す『ジョイランド』予告編
ノーベル平和賞受賞のマララ・ユスフザイや俳優のリズ・アーメッドが支援し、本国パキスタンでの上映禁止が覆された『ジョイランドわたしの願い』。この度、ポスタービジュアル、予告編、新場面写真が一挙に解禁となった。
本作は、パキスタンの新鋭サーイム・サーディク監督による長編デビュー作。カンヌ国際映画祭「ある視点」審査員賞とクィア・パルム賞を受賞した。
解禁となったポスタービジュアルは、夫ハイダルとトランスジェンダー女性、ビバがスクーター2人乗りでパキスタンの古都ラホールの街を駆け抜けるシーン、そして、ハイダルの妻ムムターズと義姉が異国情緒あふれる家の屋上で大家族の洗濯物を干すシーンで構成。
家族への愛がありつつも自分らしく生きたいという願いの狭間で揺れ動く2人を表し、「大都市ラホールの街角で、それぞれの幸福がすれ違うー」というコピーが配された。
予告編は、マララ・ユスフザイ(エグゼクティブ・プロデューサー)の「世界中の共感を呼んでいる本作をサポートできることを誇りに思います」というコメントから始まる。
「貧しいなりに尊厳は守ってきた」というラナ家の家長が、失業中である息子ハイダルに「子どもはできないのか?」