池松壮亮、若き共演者を絶賛「宝石のような輝きを残してくれた」 『ぼくのお日さま』ジャパンプレミア
大学在学中に制作した『僕はイエス様が嫌い』で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史が監督・脚本・撮影・編集を手掛けた商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』のジャパンプレミアが8月19日(月)、都内で行われた。
雪の降る田舎町を舞台に、吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら、夢に敗れた元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川の3人の視点で、雪が降り降り始めてから、雪が解けるまでの、淡くて切ない恋の物語を描く。2024年・第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に、日本人監督としては史上最年少で選出された。
ジャパンプレミアには、奥山監督をはじめ、出演する越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉竜也が出席した。荒川役の池松は、共演した越山、中西について「オーディションで勝ち上がった子(俳優)って、ハツラツとしていて、我が強いんですけど、のんびりしていて、その辺が好きですね」と印象をふり返り、「本当に才能があって、映画に宝石のような輝きを残してくれた。このまま大人になって、僕のような俳優にはならないでほしい(笑)」と若き共演者を絶賛していた。
池松の発言に対し、越山は「なんでですか?」と苦笑いし、「池松さんには、楽しんで仕事をすることを学ばせていただいた」と尊敬のまなざし。約半年間、フィギュアスケートの特訓を受けた池松について、ともに幼少期からフィギュア経験がある越山、中西は「大人になってからだと難しいと思うので、本当にすごいなと思った」「6か月では、あんなに上手にできない。
すごく上手で、こういうコーチいるなあと思った」と称えていた。
また、荒川の恋人・五十嵐を演じた若葉は、越山、中西との共演シーンこそなかったが、「映画を見て、才能感じましたし、特に中西さんは初めての演技ですよね。そんな出会い、なかなかないことなので、光栄に思っています」と話していた。
子どもの頃に約7年間フィギュアスケートを習っていた奥山監督の経験から本企画はスタート。撮影も手掛け、スケートを滑りながら、カメラを回しており、「そりで引っ張ってもらったり、長靴を履いたりしたが、自由度が下がってしまって」と特殊な撮影方法を回想。
池松は「いろんな役を演じてきたが、比べ物にならないくらい一番難しかった」とフィギュアコーチ役をふり返り、「でも、いい映像が撮れると分かっていたので。世界中探しても、自分で滑りながら撮れるカメラマンはいない」と実りあるコラボレーションに手応えを示していた。
『ぼくのお日さま』は9月6日(金)~9月8日(日)テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテにて3日間限定先行公開、9月13日(金)より全国にて公開。
タイトルは、音楽デュオ「ハンバート ハンバート」が2014年に手掛けた同名楽曲に由来しており、本作の主題歌にもなっている。
(シネマカフェ編集部)
■関連作品:
ぼくのお日さま 2024年9月6日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて先行公開、9月13日より全国にて公開
(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
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