くらし情報『真摯な演出と演技が浸透する…中村倫也主演「Shrink―精神科医ヨワイ―」の魅力』

真摯な演出と演技が浸透する…中村倫也主演「Shrink―精神科医ヨワイ―」の魅力

Photo by cinemacafe.net


グランドジャンプで連載中の「Shrink―精神科医ヨワイ―」(原作/七海仁漫画/月子)が、中村倫也主演で連続ドラマ化された(全3話。8月30日よりNHK総合で放送中)。

本作は、西新宿に「ひだまりクリニック」を構える精神科医・弱井(中村倫也)がメンタルの悩みを抱える患者たちに寄り添い、解決や共生の道を探っていく物語。今回のドラマ版では「パニック症」「双極症」「パーソナリティ症」のエピソードが描かれる。

本稿では、原作漫画と放送済みのドラマ第1話「パニック症」を中心に、作品の独自性や魅力を紹介していきたい。

精神疾患に対する先入観をShrinkし、更新する


真摯な演出と演技が浸透する…中村倫也主演「Shrink―精神科医ヨワイ―」の魅力
第2話「双極症」より
「Shrink」の大きな魅力、それは「固定概念を書き換える」ことにある。そもそも本作のタイトルは、アメリカでの精神科医の呼称から。「妄想で大きくなった患者の脳をShrink(小さく)してくれる仕事だから」(諸説あり)との説明がなされる。そんなスラングが使われるほど、精神科医は身近な存在として浸透しているのだと。

翻って日本では精神科を受診する(精神的な)ハードルが高い。劇中で語られる通り、「精神科に通うのが恥ずかしい」

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