黒沢清監督「撮影現場は天国のように楽しかった」『Cloud クラウド』トロント映画祭で北米プレミア
菅田将暉主演、黒沢清監督・脚本の『Cloud クラウド』が開催中の第49回トロント国際映画で北米プレミア上映され、黒沢監督が登壇した。
来たる第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選ばれた本作は、日常と隣り合わせの恐怖を描くサスペンス・スリラー。
現地時間9月5日(日本時間9月6日)に同映画祭にて開催された北米プレミアは、353人収容する会場「TIFF Bell Lightbox Cinema 2」にて満員の観客から歓迎を受けた。
トロント国際映画祭といえば、カナダ最大の都市・トロントで開催される北米最大規模の来場者数を誇る映画祭であり、“オスカーレースの前哨戦”としても世界中からの注目を集める映画祭。
黒澤監督作品としては、1998年に『CURE』で初めて同映画祭に選出、1999年に「Spotlight:Kiyoshi Kurosawa」として特集上映が開催されて以来、『回路』『トウキョウソナタ』『贖罪』『岸辺の旅』など黒沢監督が新しい作品を発表するたびに招待されている縁の深い映画祭。今回、本作が上映された「センターピース部門」は国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督の待望のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介する部門となっている。