『ジョーカー2』公開前に前作『ジョーカー』をふり返り!
待望の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が間もなく公開。その前に、前作の『ジョーカー』が9月13日(金)から期間限定で緊急公開される。
この度、心優しき孤独な男が悪のカリスマ《ジョーカー》へと変貌を遂げるまでが描かれ、世界的な社会現象を巻き起こした前作『ジョーカー』をふり返る。
(※以下、『ジョーカー』(19)のネタバレを含みます)
物語の主人公は、コメディアンを夢見る孤独だが純粋で心優しい男アーサー・フレック。「笑いのある人生は素晴らしい」と信じ、緊張したり感情が高ぶると発作的に笑い出してしまう病気を抱えながら、都会の片隅でピエロに扮した大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがいていた。
自宅で年老いた母親の世話をしたり、アパートの隣の部屋に住むシングルマザーのソフィーに心惹かれながらその日暮らしの生活を送っていたアーサーは、ある日地下鉄の車内で酔っ払いのエリート証券マンたちに絡まれ、衝動的に彼らを拳銃で殺してしまう。
この事件は、深刻な貧困と犯罪が蔓延る不安定な社会にセンセーショナルなニュースとして広まり、貧困層の間でピエロのマスクが抗議運動のシンボルとなっていく。