松嶋菜々子インタビュー 「しばらくラブストーリーをやっていなかったので…」
(Photo:cinemacafe.net)
誰もが知る、ハリウッドの名作ラブストーリー『ゴーストニューヨークの幻』。その公開から20年の歳月を経て、本作『ゴースト もういちど抱きしめたい』はそのアジア版として製作された。“ゴースト”になるのは男性ではなく、ヒロインの方という大胆な設定変更はもちろん、物語を引っ張るふたり――松嶋菜々子、ソン・スンホン――というアジア版ならではの、ワールドワイドなカップリングも話題のひとつとなっている。
「最初にお話をいただいたときは、あの『ゴースト』をやるの!?ってやっぱり驚きました。けれど、いまこのタイミングでこの作品のオファーが私のところに来たのは、何かの縁かなって。だから、たとえ自分が“無理!”だと感じても、できないではなく、考え方を変えれば、何かまた新しい表現ができるんじゃないかと思えたんです」。
穏やかでふんわりした語り口。相変わらずスレンダーなスタイルと、美しい肌は、とても37歳とは思えない瑞々しさだが「しばらくラブストーリーをやっていなかったので…。
すぐにイメージが湧かなかった」と意外な告白も。
「30代半ばを過ぎた女性が新しく恋をして、どこまで自分をさらけだせるのか。